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2006/11/15

Mr.&Mrs.スミス

監督:ダグ・リーマン
出演:ブラッド・ピット/アンジェリーナ・ジョリー/ヴィンス・ヴォーン/ケリー・ワシントン/アダム・ブロディ

30点満点中17点=監4/話3/出4/芸3/技3

【妻は殺し屋!? 夫は商売敵!? この夫婦、どうなる!?】
 凄腕の殺し屋ジョンと、やはり殺しを生業とするジェーン。コロンビアで出会ったふたりは惹かれあい、相手の素性を知らぬまま結婚する。ジョンは建築会社経営を、ジェーンはエンジニアを装って、仕事=殺人をこなしながらの夫婦生活。が、そろそろ倦怠期。しかも、ふたりが同じターゲットを狙い、ふたりとも失敗するという事件を機に、たがいの正体に気づくことになる。自分の身を守るためには、妻を、夫を殺さなければならない!
(2005年 アメリカ)

【精一杯に潔い作品だな】
 ブラピとアンジーが、とにかく出ずっぱり。一応は大勢の人がクレジットされているのだが、ちょっと間の抜けたふたりの関係を示すオープニングから、そのオープニングを上手く引っ張ってきたエンディングまで、実質このふたり“だけ”のための映画になっている。

 当然、ブラピの持つ「こいつホントはバカなんじゃないの」と感じさせる得体の知れなさと、不必要なまでに色っぽいアンジーの立ち居振る舞いを存分にアピール。直感と勢いを重視するジョンと、組織力+合理性がモットーのジェーン、ふたりの、殺し屋としてのキャラクターの描き分けもクリアして、澱みなく一気呵成に物語は進む。

 そして、人やクルマの細かな動きにまで配慮し、どのタイミングでバトルをスピードアップさせれば面白くなるかを熟知している雰囲気もあって、とにかくスピードとカッコ良さが大切なんだよ、といったノリ。
 必要じゃないことは盛り込まない。奥行きなんかなくったっていい。「夫婦には刺激が必要なんだ」っていうメッセージも読み取ってもらわなくて結構だ。楽しんでくれれば、それでOK、そういう作り

 ま、どうせならビルの1つ2つ爆破してくれたほうがバカっぽくてよかったなぁとか、クライマックスへ向けての盛り上がりを生む伏線の1つや2つは張っておいてくれよ、と思わなくはないが、とことん「夫婦喧嘩をどこまで派手に描けるか」で押し通して、実に潔い映画だな、というのが素直な感想。
 なにも考えずに観て退屈を紛らわすのにピッタリの、アンパイ作品だ。

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