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2007/04/01

ステイ

監督:マーク・フォースター
出演:ユアン・マクレガー/ナオミ・ワッツ/ライアン・ゴズリング/ケイト・バートン/ジャニーン・ガロファロー/B・D・ウォン/エリザベス・リーサー/ボブ・ホスキンス

30点満点中16点=監4/話2/出3/芸3/技4

【精神科医の周辺で、歪んでいく現実】
 同僚のベスからヘンリーという若い患者を引き継いだ精神科医のサム・フォスター。好天の朝に「午後から雹(ひょう)が降る」と言い当てたヘンリーは、どうやら自傷行為を繰り返しており、土曜の夜に自殺することを匂わせて姿を消す。かつては自殺志向のあった患者、いまは恋人となったライラを気遣いながら、ヘンリーを探すサム。だが、死んだはずのヘンリーの母親が現れるなど、サムの周辺で奇妙な出来事が起こり始める……。
(2005年 アメリカ)

【ネタ/オチが、あれと同じでした】
 顔の前に固定されたカメラ(ダチョウ倶楽部とかがバンジージャンプするときのアレ)による絵、特殊効果を交えたシーンとシーンとの切り替わり、ナナメになったりアオってみたり、セオリー無視のカットバックが用いられてみたり、とにかく幻惑的な映像が連続する。
 青、赤、黄、白、まばゆい光にネオンサインにバーの照明と、色使いも目を惑わす。
 どこから切っても「あなたを、空想と現実の境に導きます」という画面。

 それなりに面白いんだけれど、精神科医と患者の話だけに、長い会話でストーリーが進む、という展開になりがちなのが、やや冗漫。ユアンの精神科医ってのも、どことなく浮いているし。

 で、「いったいどういうことやねん」という疑惑、ひょっとしてサムのほうが患者だったりして、あるいは何か大きな謎を解き明かすために誰かがサムを引っ掛けているとか……などといった予想を強いながら、結局は落ち着くべきところへ落ち着く。
 ん~。落ち着くんだけれど、ちょっとガッカリ。未見の人のためにタイトルは伏せておくが『これ』とネタ/オチは同じ。ストーリーの整合性や映像的面白さでは本作が上、でも二番煎じ。あっちが16点だから、どうしてもこっちにいい点はあげられない。

 ある状況に置かれた人物が見る世界を、説得力をともなう映像として具現化した、という点は評価したいんだけれど。『チョコレート』『ネバーランド』を作った人が撮る映画じゃないよなぁ。

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