邦画まつり終了
この1か月、邦画ばかり感想をアップしてきました。『大日本人』、『ニライカナイからの手紙』、『リンダ リンダ リンダ』、『かもめ食堂』、『時をかける少女』、『鉄コン筋クリート』……と、秀作もありましたが、シナリオのデキが悪い作品も多かったように思います。
台詞での説明に頼ったり、画面を見ればわかることまでわざわざ喋らせたり、物語が破綻していたり。
単に能力不足でいい脚本を書けないという面もあるのでしょうが、むしろ世の中が「考えるのは苦手」「即物的に楽しみたい」という方向へと動き、映画の作り手もその流れに迎合している(あるいは、そういう方向を自ら作り出している)ように感じています。
ま、そのあたりの話は別の機会で語るとして、ここでは「もうちょっと観客を信頼してもいいんじゃない?」とだけ申し上げておきましょう。
ちなみに、最後まで観ていられずギブアップした作品として『ギミー・ヘブン』『シムソンズ』『日本沈没(新しいほう)』をあげておきます。
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