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2008/06/03

DOOM

監督:アンジェイ・バートコウィアク
出演:カール・アーバン/ロザムンド・パイク/ベン・ダニエルズ/リチャード・ブレイク/ラザーク・アドティ/アル・ウィーヴァー/デクスター・フレッチャー/デオビア・オパレイ/ヤオ・チン/ロバート・ラッセル/ダグ・ジョーンズ/ザ・ロック

30点満点中16点=監3/話3/出4/芸3/技3

【火星基地の怪事件に特殊部隊が立ち向かう】
 地球と火星を結ぶ移動装置“アーク”が発見され、以来、ユニオンは兵器開発など危険な研究を火星上でおこなっていた。その研究所からのSOSに応えてサージ率いる特殊部隊RRTSは火星へと向かうが、待っていたのは凶暴なモンスターだった。サージらは隊員リーパーの姉で研究員のサマンサを問い詰め、ここで恐るべき遺伝子実験がおこなわれていたことを知る。襲い来るモンスターたちとRRTS隊員たちとの激闘が始まった。
(2005年 アメリカ/チェコ)

【B級だが、面白さも詰まっている】
 横浜アリーナで生ロック様の雄姿を拝見したのは2002年。数万観衆とともに「いっふゃすめぇ~るるる」と叫んだのも、いまとなっては佳き思い出である。

 そのロック様の主演作であるわけだが、いやもうバリバリのB級ですな。原作ゲーム(これにもハマったなぁ)を映画化するために無理くりヒネり出した設定とストーリーが、『エイリアン』+『スターゲイト』+『ゾンビ』という、とんでもない作りなんだもの。
 監督はカメラ出身のバートコウィアク氏。過去に撮影を手がけた作品としては『評決』『女と男の名誉』『スピード』『ディアボロス』など好きなフィルムが並ぶんだけれど、そんな事実がどこかへ吹っ飛ぶくらいの奇天烈さである。

 いきなり正体不明の秘密兵器に頼ってみたり、高橋勝彦さんには熊之介というミドルネームがついていたり、遺伝子を注射するだけで怪物化しちゃったり……。いまや子ども向けアニメでも、そこまでの強引さやバカさには走らんだろう。
 せっかくの「閉じられた環境」という舞台設定も『エイリアン』ほどには閉塞感=恐怖感へと結びついていないし、DOOMならではの一人称視点はクライマックスでちょびっと出てくるだけ。肉体アクションとガンアクションは、それなりに工夫を凝らしたり頑張ったりしているけれど、強く印象に残るものではない。

 ただ、評価したい部分もけっこうあるのだ。
 オープニングではユニバーサル映画のロゴである地球を真っ赤に染め、銃撃シーンでは「斧を持っている腕を撃つと、その斧が弾け飛んで相手の頭にブチ刺さる」という極上の場面。“アーク”もナノ・ウォールもSFガジェットとしては良質だと思うし、それがちゃんとストーリーに生かされているのもいい。キャラクターもそれなりに描き分けられている。
 なんというか「ここ、こうすると面白いよね」という細かな部分へのこだわりや思いつきをカタチにする努力が感じ取れるのだ。

 設定にはムチャがあるが、それをスッキリと、収めるべきところへ収めたというまとまりもある。そして、ボスキャラを倒す前に「地獄へ行け」という決め台詞が用意されていたのも嬉しい(アクションものには絶対に不可欠でしょう)。

 バカだけれど、意外と楽しめる一品。

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