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2009/04/11

88ミニッツ

監督:ジョン・アヴネット
出演:アル・パチーノ/アリシア・ウィット/リーリー・ソビエスキー/エイミー・ブレネマン/ウィリアム・フォーサイス/デボラ・カーラ・アンガー/ベンジャミン・マッケンジー/ニール・マクドノー/リーア・ケアンズ/スティーヴン・モイヤー/ブレンダン・フレッチャー/タミー・ホイ/ヴィクトリア・テナント

30点満点中16点=監3/話2/出4/芸3/技4

【死へのカウントダウン。残された時間は、88分】
 大学で教鞭を執る法精神科医ジャック・グラム。彼の証言でジョン・フォースターは連続殺人犯として死刑判決を下された。それから9年、フォースターの死刑執行当日、グラムが電話を取ると「お前の命は、あと88分」と告げる声が。さらに彼が一夜を過ごした女性が連続殺人犯と同じ手口の死体となって見つかり、バイクの男に付け狙われるグラム。教え子やスタッフらの助けを得ながら真相を解明しようとする彼だったが……。
(2007年 ドイツ/アメリカ/カナダ)

【見どころは美女たち?】
 サスペンス演出としては、まずまずのデキ。
 特に印象的なのはカメラの仕事で、ぐぉんと動いたり遠近を使い分けたりしてスリリングな空気を高め、適確なフォーカスで雑踏の中のグラムやキーとなる人物をしっかり浮かび上がらせる。

 また88分というリミットを“ほぼ”リアルタイムで描いた(微妙に数秒ずつ飛んでいる感じ)のも正解だろう。完全なリアルタイムだと整合性の確保など数々の制約に煩わされるはずだが、その呪縛を逃れた自由なリズムを作りつつ、「あと○○分で何が起こるのか?」という緊迫感をソコソコに醸し出している。打ち込み系のサウンドもハラハラ感の増大に寄与。

 キャスティングもアヤシさたっぷり。っていうか不必要なまでに美形ぞろい。視線と口の動きがヤケに魅力的なアリシア・ウィットをはじめ、リーリー・ソビエスキー、エイミー・ブレネマン、デボラ・カーラ・アンガーと、みぃんなイロっぽい。それぞれ過去の出演作を観ているはずなんだけれど、これまでになく怪しげ。
 ついでにケイト役ヴィクトリア・テナントちゃん(トゥルーの少女時代の子か)も可愛いし、ニール・マクドノーもウィリアム・フォーサイスも悪人顔だし。パチーノの役者パワーに負けないくらいの雰囲気を持つタレントで固めてある。

 と、パーツはそれぞれ上質なんだが、シナリオはイマイチ。ミステリーを見慣れた者には「この展開だと、アレの亜流かな」くらいには真相が読めてしまうし、その読みをちょっとだけ崩す真犯人像・真相・クライマックスなんだが、全体に伏線が不足している感じ。
 字幕翻訳の極悪さも手伝って、「ああ!」ではなく「んあ?」という感想を呼ぶ仕上がりだ。

 そんなわけで、見どころは美女たち、という作品。

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