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2009/06/08

ウルフハウンド 天空の門と魔法の鍵

監督:ニコライ・レベデフ
出演:アレクサンドル・ブハロフ/オクサナ・アキンシナ/アレクサンドル・ドモガロフ/イゴール・ペトレンコ/ジュオザス・ブドレイティス/レゾ・エサチェ/アルチョム・セマーキン/ニナ・ウサトバ/ナターリャ・ヴァーレイ/タチアナ・リュタエバ/アナトリー・ベリジ/リリアン・ナブロザシビリ/エフゲニア・スヴィルドバ

30点満点中16点=監3/話2/出4/芸4/技3

【復讐に立つウルフハウンド、宿命に向かう姫】
 破壊の女神モラナを復活させようとするマンイーターとザドバにより、グレイドッグ一族の村は滅ぼされた。ただひとり生き残った少年は奴隷として成長し、ウルフハウンドと名乗って復讐を誓う。マンイーターの城から奴隷の少女と盲目の魔術師を救い出したウルフハウンドが辿り着いたのは、呪いをかけられたガリラの町。そこではエレン姫がマンイーターの息子に嫁ごうとしていた。その姫こそ、モラナ復活の鍵を握る存在だった。
(2007年 ロシア)

【オクサナちゃんは可愛いが】
 ソコソコ、というのが素直な印象。『ボーン・スプレマシー』に一瞬だけ出ていたオクサナ・アキンシナちゃん目当てに観たのだが、まぁそういう欲求は満足させてくれるものの、映画としてはいま一歩だ。

 マンイーターとザドバの襲撃から光の剣でモラナと戦うラストまで、とりたてて破綻なく、それなりにスリリングな場面もあり、ロケーションや音楽も美しくて、真っ当に作られているとは思う。
 特に上手いなと感じたのは、各シーンにおける説明と描写のバランス。怪しいヤツは怪しく撮ったり、キーとなるモノ・コトをしっかりうつしたり、なるべく下手な説明抜きで進めようとするのだが、どうしても説明が必要な部分も出てくる。そこで、まずは「これこれだ」とセリフで状況や設定を説明しておいて、そこから先は動きや描写で見せていく、という方法論でまとめてある。これが逆に「見せておいてから、わざわざ説明する」だと頭の悪い仕上がりになってしまうわけで、なるほど、こういうやりかたもあるのかと感心させられた。
 また、キーとなる人物は間隔をあけて順々に登場させたりして、わかりやすさに配慮した作りだといえるだろう。

 ただ、昨今のファンタジー大作の基準からすると、見せ場が少ないという印象は否めない。
 アクションシーンは7つほど。数は足りているように思えるし、CGも頑張っているし、各シーンの舞台も盛り込まれたアイディアも異なっていてバリエーションはあるのだが、ちょっとずつ食い足りない感じ。お腹一杯にならないのだ。
 これだけ多彩なキャラクターを用意してあるのに、各人物に“登場している意味”とか深みが足りないのも不満。ウルフハウンドに助けられた人たちの生い立ちや恩返しとかもプラスできただろうに。エピソードを増強し、見せ場も倍増、前後半2本立てくらいにしてもよかったんじゃないだろうか。

 それと、ちょっと撮りかたが乱暴というか、洗練されていない。カメラが寄り過ぎだったり、カットに余韻がなかったりして、見た目のスマートさやリズム感が若干悪くなっている。

 肝心のオクサナちゃんだが、やっぱり美形。東欧/北欧系特有の抜けるような透明感と、キリリっと幸薄そうなところが魅力。画像検索すると出てくるイマドキの子っぽい笑顔も可愛い。城から救い出されたエフゲニア・スヴィルドバちゃんもよく見ればチャーミングだし(だからなおさら、もうちょっといい場面を用意してあげたかった)、コウモリくんだって「飼ってもいいかも」と思わせるほどの活躍だ。

 そんなわけで、いい部分もあれば足りない部分もあって、全体としてはソコソコの映画である。

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