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2012/10/09

アーマード 武装地帯

監督:ニムロッド・アーントル
出演:コロンバス・ショート/マット・ディロン/ローレンス・フィッシュバーン/ジャン・レノ/アマウリー・ノラスコ/スキート・ウールリッチ/マイロ・ヴィンティミリア/アンドレ・ジャマル・キニー/アンドリュー・フィセラ/ニック・ジェイムソン/グレン・ターラント/ローナ・レイヴァー/ゲイリー・グエリア/ロバート・ハーヴェイ/フレッド・ウォード

30点満点中16点=監3/話3/出4/芸3/技3

【警備員たちの誤算】
 イラクで従軍したタイ・ハケットは、友人マイクの紹介で警備会社イーグル・シールドに勤め始める。だが生活は苦しく、家は抵当に入り、児童保護局によって弟ジミーとも引き離されようとしていた。そんな折、タイはマイクからある計画を打ち明けられる。同僚のベインズ、クイン、パーマー、ドプスとともに自分たちが運転する輸送車から4200万ドルを奪い、強盗に持ち去られたことにしようというのだ。そして、いよいよ決行の日……。
(2009年 アメリカ)

【小粒で面白味に欠ける】
 これだけのメンツ(上記出演者リストのうち、観たことがなかった顔はジミー役アンドレ・ジャマル・キニーだけ)を揃えていながら、どうも小粒な仕上がり。いや、これだけのメンツを揃えたばっかりに、どこに軸足を置いていいのか中途半端になっちゃったのかも知れない。

 前半からして“ほどほど”。タイの境遇、マイクとの関係、警備員仲間たちのキャラクター、過去に起こった事件など、伏線となる事柄を整理して盛り込んではある。
 が、主に説明に頼っていて面白味がないし、どうも「今後こういうことが起こるから、こういう要素は入れとかなくっちゃね」という部分で必要最小限の配慮しかしていない感じ。奥行きと深みに欠ける

 中盤で一気にペースアップするのはいいのだけれど、そこからバカアクションの気配もアップ。いや、タイもマイクもそれなりに頭を使っているからまったくのバカではないし、輸送車の使いかたも別に悪くはない。が、奇しくもマイクがいうように「肉体労働」の要素がウンと強くなる。面白さを作るために使われる頭と体のバランスが悪い、といったところか。

 撮りかたも、タイとマイクの間にケージを置いてふたりの心の距離感が開いてしまったことを表現したり、ぐるっと輸送車を回り込む1カットで出来事を描いたり、工夫している部分はあるものの、全体としてTVサイズでフツー、ヒリヒリした感覚がない。

 結果、豪華メンバーを観るだけの作品。というか、このメンツだからこそ救われている薄い映画。でも、この手の映画にありがちなイロっぽい女性も出てこなくて、さすがに男臭いだけでは飽きてしまう。
 全っ然ダメ、つまんなーい、というほどではないのだが、観る人ほとんどの期待を裏切ることは確かだろう。

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