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2013/09/30

デビル

監督:ジョン・エリック・ドゥードル
出演:クリス・メッシーナ/ローガン・マーシャル=グリーン/ジェニー・オハラ/ボヤナ・ノヴァコヴィッチ/ボキーム・ウッドバイン/ジェフリー・エアンド/ジェイコブ・バルガス/マット・クレイヴン/ジョシュア・ピース/キャロライン・ダヴァーナス/ジョー・コブデン/ゾーイ・パルマー

30点満点中18点=監4/話4/出3/芸3/技4

【彼らは集められたのか?】
 悪魔は罪人たちをひとつ所に集め、正体を隠して潜り込み、罰して魂を奪い去るのだという……。フィラデルフィアの、とあるビル。飛び降り自殺が発生した直後にエレベーターが急停止し、セールスマン、警備員、整備工、若い女、老女の計5人が閉じ込められる。ビルの監視スタッフや飛び降り事件の捜査にあたるボーデン刑事らは5人を救出しようとするのだが、エレベーター内では次々と不可解な出来事が起こり、疑心暗鬼が漂い始める。
(2010年 アメリカ)

【スッキリとした仕上がり】
 意外とよくまとまっている映画。原案/製作はM・ナイト・シャマランだけれど、シャマラン自身の作品より素直で観やすくってコンパクトでスッキリ感のある仕上がりだ。

 風呂敷を広げすぎず、かといって必要以上に小さな話にならないようエレベーターの外にも展開を求め、中と外との出来事を順次描いていく。
 外側の主役であるボーデン刑事がけっこう優秀、かつ1時間半ほどの短い尺なので、テンポは上々。ホラーにありがちな「頭の悪いヤツラがいつまでたっても状況を打開できない」という安い流れに陥っていないのがいい。オチも納得できる。

 天地をひっくり返す大胆な構図、暗闇、気分を逆なでする音楽、エレベーター内の閉塞感などで無理なく不安を煽る。エレベーターの中の鏡って撮影上はやっかいな存在だろうけれど、これも丁寧に処理している。

 難があるとすれば、クライマックスの締まり感か。ある人物とある出来事のつながりが明かされるところは、できれば畳みかけて「ああ、なるほど」と一瞬にして観る者を唸らせる配慮が欲しかったところ。
 それ以外に関しては、まぁ一生モノの映画には間違ってもならないんだけれど、過不足なく仕上げられているんじゃないだろうか。

●主なスタッフ
 脚本は『ハードキャンディ』のブライアン・ネルソン、撮影は『ハプニング』のタク・フジモト、プロダクションデザインは『クローバー・フィールド』のマーティン・ホイスト。
 音楽は『永遠のこどもたち』のフェルナンド・ベラスケス、サウンドエディターは『13日の金曜日』のケリー・オックスフォード。SFXは『キルショット』のロブ・サンダーソン、VFXは『RED/レッド』のロッコ・パッショニーノや『ブライダル・ウォーズ』のマーク・ドーンフェルド。スタントは『シューテム・アップ』のジェイミー・ジョーンズ。

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