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2014/07/28

タイタンの逆襲

監督:ジョナサン・リーベスマン
出演:サム・ワーシントン/リーアム・ニーソン/レイフ・ファインズ/エドガー・ラミレス/トビー・ケベル/ロザムンド・パイク/ビル・ナイ/ダニー・ヒューストン/ジョン・ベル/リリー・ジェームズ/アレハンドロ・ナランホ/シニード・キューザック

30点満点中16点=監4/話1/出3/芸4/技4

【神と人の世に、ふたたびの危機が迫る】
 ペルセウスによって魔物クラーケンは倒されたものの、神の力が弱まり、冥界からの危機が天上と人間界にふたたび迫る。神々の王ゼウスは我が子ペルセウスの助力を請うも、人として生きる道を選び、息子ヘレイオスとともに漁をして暮らすペルセウス。が、やがてゼウスは囚われの身となり、世界を無に帰すクロノスの復活が間近となる。ペルセウスは、アンドロメダ女王や自分と同じ半神のアゲノールらと冥界を目指すのだった。
(2012年 アメリカ/スペイン)

【見た目はいいが、お話の流れに無頓着】
 神々を演じるオッサンたちがやたらと豪華なのがウリの本シリーズ。って違うか。でも、そういいたくなるかな、このデキだと。

 いや、悪いわけじゃない。冒頭の村でのキメラ戦とかクライマックスのクロノス戦とか、あとアレスとの喧嘩とか、それなりに迫力はある。動きやアクションは多彩(スープレックスまでやっちゃうんだもん)、闘っているペルセウスの直近で撮るようなカットで臨場感はたっぷり。起こっていることすべてを撮ろうとせず、フレームからはみ出させる、いい意味での雑な感覚が奏功しているイメージ。かと思えば空撮とか俯瞰で見せるなど舞台を大きく捉えてスケールを出す工夫も。
 全体として『世界侵略:ロサンゼルス決戦』のジョナサン・リーベスマンらしい作りといえるかも知れない。

 が、そうした見た目的なスケールに反して、お話としてのスケール感には乏しい。神々の戦いなのに。
 だいたい、けっこう簡単に囚われのゼウスのもとへたどり着いたり救い出したり元気になったり、容易に事が進み過ぎる。急に心を入れ替えるなど動機と行動も唐突だ。
 たとえばキーアイテムである三重の槍なんか、あらかじめ各自の神器の威力をもっと印象的に描いておけば「これがプラスされたらさぞかし凄いだろうな」という説得力も出たはず。その威力発揮シーンもアッサリだし。

 そういう、これこれだからこうした、こうなったからこれが起こったという“お話の流れ”にまったく無頓着。かなりカットされている部分もあるようなので、それがイケナカッタのかなぁ。

●主なスタッフ
 脚本は『赤ずきん』のデヴィッド・レスリー・ジョンソンと新人(?)のダン・マゾー。撮影は『キック・アス』のベン・デイヴィス、編集は『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』のマーティン・ウォルシュ。
 プロダクションデザインは『特攻野郎Aチーム』のチャールズ・ウッド、
衣装は『ハリー・ポッターと死の秘宝』のジェニー・ティーマイム。
 音楽は『インクハート/魔法の声』のハビエル・ナバレテ、サウンドエディターは『アレックス・ライダー』のドミニク・ギブス。
 SFXは『戦火の馬』などのニール・コーボールド、VFXは『ダークナイト』のニック・デイヴィス、スタントは『レッド』のポール・ジェニングス、格闘関係は『ハムナプトラ3』のマイク・ランバート。

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