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2014/08/06

バトルシップ

監督:ピーター・バーグ
出演:テイラー・キッチュ/アレキサンダー・スカルスガルド/リアーナ/ブルックリン・デッカー/浅野忠信/ハミッシュ・リンクレイター/ピーター・マクニコル/ジョン・トゥイ/ジェシー・プレモンス/グレゴリー・D・ガドソン/アダム・ゴドリー/ジェリー・フェラーラ/ジョージ・ヨシダ/リーアム・ニーソン

30点満点中17点=監3/話3/出4/芸3/技4

【空から降ってきたヤツら】
 2005年、NASAは生命が存在する可能性のある惑星を発見、ハワイから人工衛星経由で信号を送る。7年後、米軍を中心に13か国が参加する軍事演習RIMPACがハワイ沖でおこなわれていた。アレックスは能力がありながら自衛隊のナガタといざこざを起こすなどする問題児。彼の乗る駆逐艦JPJ、兄ストーンが艦長を務めるサンプソン、ナガタのみょうこうは宇宙から飛来した謎の物体と遭遇、交戦状態へと突入するのだった。
(2012年 アメリカ)

【バカだけれど嫌いじゃない】
 浅野忠信演じるナガタ艦長の「あいつアホだな」ってセリフがすべてを物語っていますな。いや、でも好きですよ、ここまでイクと。
 いきなりゴルディロックスを持ち出したかと思えばコメディに走る気配も見せたりして、何の映画だ? と戸惑わせるアヴァンタイトル。

 以後も、サッカーやったり少年とか退役軍人が出てきたり、どこへ向かうのか方向不明。本題に突入しても『エイリアン』に『未知との遭遇』、『プレデター』にFPS、おいおい『タイタニック』もかよ。そういえば、最後はアナクロな兵器で敵に立ち向かうという展開もどっかで観たな。1トンの砲弾を人力でえっちらおっちら。戦艦ドリフト。
 マンガですやん。しかもB級の。

 最初は「盛り込みすぎだろ」と思ったのだが、途中からは「もうどこまででもやってくれ」と、むしろ爽快感すら覚える。で、しっちゃかめっちゃかのゴッタ煮を(編集にちょっと雑さはあるものの)ちゃんとまとめきっちゃうあたりは、さすがピーター・バーグ。

 敵にトドメを刺すときには「くたばれ」のひとことが必要です。主人公は窮地に陥らなければなりません。バカな上司が出てきます。意外な活躍を見せる弱々しい兄ちゃんも登場させなければなりません。恋は必須です。兄弟愛と家族愛もマストです。ケンカしたヤツと仲直りします。
 そうした“お約束”がたっぷり。また意外とディテールはしっかりしていて「いま兵士たちは何をすべきか」「何をしようとしているか」という点でのわかりやすさとスピード感もある。

 VFXには迫力も臨場感もあり、ホイール型敵兵器のデザインと挙動はユニーク。テイラー・キッチュは役にハマり、リアーナ、浅野忠信、ブルックリン・デッカー、グレゴリー・D・ガドソンと、キーになる役者にはそれぞれ見せ場があって“ただ出てるだけ”に堕してはいない。

 つまり、決定的なバカというか、観るんじゃなかった級にはなっていないんだよね。だってラストまで結構楽しいもん。
 ま、それでも一級品にはなりえないシナリオだし、音楽は場違いでやかましいし、バカな映画であることは確かなんだけれど。けど、嫌いじゃない。

●主なスタッフ
 脚本は『RED/レッド』のジョン・ホーバーとエリック・ホーバー。
 撮影は『サブウェイ123 激突』のトビアス・A・シュリッスラー、編集は『ハンコック』のコルビー・パーカー・Jr、『ロビン・フッド』のビリー・リッチ、『マイティ・ソー』のポール・ルベル。プロダクションデザインは『スパイダーマン』シリーズのニール・スピサック、衣装は『ウルヴァリン』のルイーズ・ミンゲンバックと『ワイルド・シングス』のキム・ティルマン。
 音楽は『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』のスティーヴ・ジャブロンスキー、サウンドエディターは『キングダム/見えざる敵』のダーレン・キングとグレゴリー・キング。
 SFXは『ソルト』などのバート・ダルトン、VFXは『セントアンナの奇跡』のグレディ・コファーや『エアベンダー』のパブロ・ヘルマンなどILM中心。スタントは『ウィッチ・マウンテン』のケヴィン・スコット。

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