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2015/01/15

ブレイクアウト

監督:ジョエル・シューマカー
出演:ニコラス・ケイジ/ニコール・キッドマン/ベン・メンデルソーン/リアナ・リベラト/カム・ジガンデ/ジョルダーナ・スパイロ/ダッシュ・ミホク/エミリー・ミード/ニコ・トルトレッラ/ブランドン・ベルクナップ/テリー・ミラム/ティナ・パーカー/デヴィッド・マルドナド

30点満点中15点=監4/話1/出3/芸3/技4

【金庫の扉が開けられるとき】
 ダイヤモンドの売買を中心に宝石の仲介人として働くカイル・ミラー。厳重なセキュリティで守られた邸宅に住んではいるが、仕事に追われて妻サラとの仲は冷めつつあり、反抗期を迎えた娘エイヴリーにも手を焼いていた。そのミラー邸に保安官を装った4人組の強盗が侵入、金庫に収められている大量の宝石を要求する。頑なに拒否するカイル、犯人のひとりと何らかの関係があるらしいサラ、一枚岩ではない強盗たちが睨み合って……。
(2011年 アメリカ)

★ネタバレを含みます★

【しっかり撮られてはいるけれど】
 コントラストを抑えた絵、ハイキーの回想シーン、低音を利かせた打込みのサントラなど、雰囲気作りはマズマズ。シューマカーがキッチリと撮っていて、スタッフもちゃんとした人たちを揃えてあるので、一応のカタチは整っている。15点ほど酷くはない。

 でもね、お話や設定や流れはダメなところだらけなんだな。
 ただの主婦であるサラが手際よく逆襲したり、妻が抱きかかえられているのに撃っちゃったり、身動きできないはずの人間がムックリと起き上がったり、リアリティは皆無。犯人たちとミラー家の人々との間で主導権が二転三転しそうに見えてすぐ戻ってしまうなど、緊迫感は宙ぶらりん。

 カイルの行動の動機はあやふやだし、娘はいつの間にか従順でデキる子になっちゃうし、安易に“心の病”へ持って行くのも無責任だし。
 ニコラス・ケイジ(ラジー賞ノミネート)もニコール・キッドマンもテキトーにやっている感じ。ニコールなんか、開始1時間くらいずっと髪型もメイクもほとんど乱れないもんなぁ。

 評価できるとしたら、リアルタイム性を重視してあるところくらいか。たぶんコレ、二流のスタッフとキャストだったらゴミ箱行きだったんじゃないかなぁ。

 前述の通り、ちゃんと作ってあるしテンポも悪くないし短尺だから観られる映画にはなっているんだけれど、なんで作ったんだろ、という疑問の拭えない作品。

●主なスタッフ
脚本/カール・ガイダシェク『オブリビオン』
撮影/アンジェイ・バートコウィアク『ディアボロス/悪魔の扉』
編集/ビル・パンコウ『ジュリエットからの手紙』
美術/ネイサン・アマンドソン『ドライブ・アングリー』
衣装/ジュディアナ・マコフスキー『ハンガー・ゲーム』
音楽/デヴィッド・バックリー『ザ・タウン』
音響/ショーン・ガーンハート『ロボッツ』
SFX/ジャック・リンチ『メカニック』
VFX/ウェス・C・コーファー『エクスペンダブルズ』
スタント/ヌーン・オルサッティ『メカニック』

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