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2015/05/07

バイオハザードV:リトリビューション

監督:ポール・W・S・アンダーソン
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ/シエンナ・ギロリー/ミシェル・ロドリゲス/アリアーナ・エンジニア/リー・ビンビン/ボリス・コジョー/ヨハン・アーブ/ロビン・カシアノフ/ケヴィン・デュランド/オフィーリオ・ポルティッロ/オデッド・フェール/コリン・サーモン/ミーガン・シャルペンティア/中島美嘉/ショーン・ロバーツ

30点満点中16点=監3/話3/出3/芸4/技3

【海底基地からの脱出なるか】
 アンブレラ社が開発したTウィルスによって全世界の人々がゾンビ化した未来。ウイルスへの順応性を示したアリスはアンブレラ社からの執拗な追跡に遭い、とうとう捕獲される。彼女に救いの手を差し伸べたのは、かつての仇敵ウェスカー。人工知能レッドクイーンに支配されたアンブレラ社をすでに離れ、残り少なくなった人類のため闘っているというのだ。アリスはエイダやルーサー、レオンらとともに、海底基地からの脱出を目指す。
(2012年 ドイツ/カナダ/アメリカ)

【浅いけれど誠実かも】
 原点回帰、というイメージかな。「ゾンビもの」と聞いて思い浮かぶようなパニックシーンを入れ込み、隔離施設からの脱出という設定はアクション・アドベンチャーである原作ゲームに近いテイスト。シリーズ発祥の地=日本もフィーチャーされる。
 アリスをいろんな角度から撮り、いろんな表情を捉え、いろんな衣装を着させて、母性要素までプラス。「ミラ・ジョヴォヴィッチを見せる」というのも本シリーズ(というかアンダーソン監督)の原点だ。

 そんなふうに軸がしっかりしているからか、内容的にはスッキリとまとまっている。1作目からのキャストを総登場させ、誠実にも序盤で過去5作の内容を振り返り、「いよいよ次回はクライマックスですよぉ」と期待を煽る流れに澱みはない。

 まぁ、いってみればツナギ、浅いし、アリスとウェスカーが手を組む以外は新要素に乏しくって「別に観る価値はないよな」なんだけれど。
 それに、せっかくバリエーション豊かなアクションもスローで誤魔化しちゃっているし、ボス戦だらけでメリハリにも欠ける。

 でも、デキの割には嫌いになれない。ここまでシリーズに付き合ってきた人たちに対して「ちゃんと責任は取りますから」という宣言のような雰囲気を感じられるからだろうか。
 あと、ゴッタ煮感も微笑ましい。押井守のケルベロス・サーガ、皆川亮二の『ARMS』、白い施設、オールド・ゾンビ的空気やアクション・アドベンチャーのノリ、ジェット・ストリーム・アタックに必殺仕掛人、さらには『ターミネーター』に『ガメラ』……と、さまざまなディストピアものを想起させるのが、なんだか楽しいんである。

●主なスタッフ
撮影/グレン・マクファーソン『三銃士/王妃の首飾り~』
編集/ニーヴン・ハウィ『デス・レース』
美術/ケヴィン・ヒップス『Vフォー・ヴェンデッタ』
衣装/ウェンディ・パートリッジ『レギオン』
音楽/トムアンドアンディ『バイオハザード IV』
音響/スティーブン・バーデン『ファウンテン』
SFX/マーク・ロートン『エスター』
メイク/ポール・ジョーンズ『サバイバル・オブ・ザ・デッド』
VFX/デニス・バラルディ『ハンナ』
スタント/ニック・パウエル『ラストサムライ』
スタント/ブレット・チャン『ゴースト・プロトコル』

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