ザ・コンサルタント
監督:ギャヴィン・オコナー
出演:ベン・アフレック/アナ・ケンドリック/J・K・シモンズ/ジョン・バーンサル/ジェフリー・タンバー/シンシア・アダイ=ロビンソン/ジーン・スマート/ジョン・リスゴー/セス・リー/ジェイク・プレスリー
30点満点中17点=監4/話3/出3/芸3/技4
【あらすじ……凄腕の仕事人が暴き出すもの】
田舎町で小さな会計事務所を営むクリスチャンは、アスペルガー症候群という問題を抱えながらも計算能力の高さでクライアントからの信頼を得ていた。ある企業の財務調査を請け負った彼は会社の不正を発見するも、依頼は一方的に打ち切られ、経理担当のデイナとクリスチャンは命を狙われることになる。が、窮地を軽々と乗り越えるクリスチャン。実は彼は、裏世界と通じる凄腕スナイパーという、隠された顔を持っていたのだ。
(2016年 アメリカ)
【内容について……ストレート】
このアイディアと設定で考えられる範囲内の展開。弾けずに収まりすぎている感じだ。
途中で「クリスチャンと弟がどこかで入れ替わっている=いま見ているこのクリスチャンは実は弟」なんて深読みもしたんだけれど、そんなヒネリ手もなく(まぁラストで明かされる事実がヒネリといえばヒネリなのか)、悪そうな奴は悪いし、困ってる人は本当に困っているなど、かなりストレートに進む。
まぁ、それなりに面白いのは確かなので、フツーのアクション映画として楽しむぶんにはOKか。
【作りについて……手堅くて地味】
監督は『プライド&グローリー』の人。そっちの感想を読み返すと「真面目に、ピンと張り詰めた空気を維持させながら、しっかりと作ってあるけれど地味」となっていて、本作もまた然り。アクションや銃撃なんか、手堅くてスピード感もあるけれど新味ナシだし。
いわゆる職人さんなのかな。そういう意味では、しっかり仕事をしましたね、という仕上がりだ。
ベン・アフレックはヨガ賞(スペイン版ラジー賞)のワースト・アクターを受賞。そこまで酷くはないけれど、取ってつけた感というか、そんなに深く考えずにこの役やっているだろ、という雰囲気はある。
それ以外は……と思い出そうとしても、なんか、あんまり書くことを思いつかない娯楽作だな。
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