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2018/08/23

悪の教典

監督:三池崇史
出演:伊藤英明/二階堂ふみ/水野絵梨奈/染谷将太/浅香航大/KENTA/林遣都/松岡茉優/西井幸人/藤井武美/山田孝之/平岳大/篠井英介/小島聖/滝藤賢一/矢島健一/山口馬木也/眞野裕子/岩松了/吹越満
30点満点中16点=監4/話1/出4/芸3/技4

【ある高校教諭の闇と光】
 授業は面白くて相談には親身に乗る。生徒から絶大な信頼を寄せられている英語教師、ハスミンこと蓮実聖司。だがその清々しい笑顔を物理教師・釣井正信だけは訝しみ、彼の過去の詳細な調査を進める。実際に蓮実は、自分の目的のためには両親や生徒らをも殺せるサイコパスだった。カンニング、暴力、教師から生徒へのセクハラ、同性愛、モンスター・ペアレント……。さまざまな問題が渦巻く学校で、蓮実の狂気が動き始める。
(2012年 日本)


【好きほーだいに換骨奪胎】

 原作は未読だけれど、明らかに換骨奪胎だろうな。中身がないんだもの。三池監督が「わーりやした。ひとまず好きにやらせてください」とかいって、舞台設定だけ借りて(人物設定は大部分を捨てているはず)興味のないところはガッツリ省いて、やりたい放題。
 もうね、セリフを考えるのも面倒だったみたい。たぶん原作そのまんまだろうなっていう文字的なセリフばっかだもの。

 やりたいと思ったことをやってみる。その代わりアリバイも忘れずに。三池さんもハスミンも同じ穴のムジナって感じ。誰か止めてやれよ。

 でも雰囲気は嫌いじゃないんですよ。青暗くシャープな絵には格があって狂気がジンワリ滲み出てるし。


 二階堂ふみの内に籠った熱情と、水野絵梨奈が感じさせる高校生特有の危うい色香、そして松岡茉優の一直線。この3人を観られただけで、ひとまずオッケイ。
 林遣都、吹越満、滝藤賢一も上手い。

 でもまぁトータルすると「伊藤英明って、絶対本人も腹黒いよね」という話題(いや濡れ衣だけど)を提供するだけの作品。釣井に共感する人は多数かと思われ。

●主なスタッフ
撮影/北信康『十三人の刺客』
編集/山下健治『ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲』
美術/林田裕至『TOKYO!』
美術/佐久嶋依里『荒川アンダー ザ ブリッジ』
音楽/遠藤浩二『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』
音響/柴崎憲二『プリンセス トヨトミ』
VFX/太田垣香織『ゼブラーマン』
スタント/辻井啓伺『妖怪大戦争』

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